2011年11月13日(日)
- 参加人員 29名
- 見学地 「長浜城跡」「韮山城跡」「韮山反射炉」「狩野城跡」「ピアドーム堂ヶ島」
3城とも山城で急峻なところに本曲があるが、そこまでの歩道は、木製階段の備えを含め、よく整備され歩きやすかった。
登り口や途中にいくつもの説明板には図示などをいれ、分かりやすく説明してあった。
それにもかかわらず、観光客は皆無に近かった。この中でもっとも有名な韮山でさえ反射炉や江川邸には観光バスも来ていたが、韮山城跡に登ってくるグループはなかった。 坂道のためか、城跡だけのためか、よほど城に関心のある人しか登ってこないようだ。 しかし、所在地の各自治体は発掘調査をしている。また史跡を大事に保持しようとする姿勢が整備状況から窺える。
一般に馴染みのない狩野城であるが、国道414沿いに大きな看板を立て、支道に入ると駐車場もあり、数枚の説明版もあった。それを読むと室町後期から江戸時代まで名をはせた画家狩野派ともつながっていることが分かる。狩野一族が平安時代からの古い一族であったことも驚きである。伊豆市が整備した意味がここにあるのだろう。
ピアドーム堂ヶ島に展示されている安宅船、関船の模型や当時の海戦のジオラマは、絵図で見るより一段と理解が深まった。
下田城址の偉大さと残されている遺構を保存することがいかに大切であり重要であるか再認識し、下田城址の保存の責任を改めて感じた。